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医科学ジャーナル，Science of The Total Environment電子版の最新版では左の論文が掲載された．その内容は，新型コロナウィルス（COVID-19）感染が気温の上昇とともに終息に向かうという内容である．つまり，現在のニューヨークの平均気温は15℃であるのに対し，ハワイ州では25℃を超えており（3月までの冬のハワイの気温は20℃程度），気温の上昇とともに終息しており，また，カルフォルニアにおいても新たな感染が減少傾向にあるということだ．さらに，感染者の多いニューヨークにおいても比較的気温の高い日における感染者は少ないという調査報告も載せている．この論文では，30℃以上でCOVID-19は終息することを予想している．これらの根拠となっているものは，過去の研究論文において，肺炎患者が温度の上昇とともに減少するという報告である．このことは，少なくとも重症化するコロナ肺炎は近く減少することを示唆している．富士フィルム社の「アビガン」の有効性も示されており，日本においても5月以降の気温上昇（夏日の増加）とともに，新型コロナウィルス感染も終息するものと思われる．上武大学，渡辺正哉
